経済と市場のこと

単式簿記で考えるとゼロサム経済観になりがちですが、複式簿記で考えると双方良し経済観（Win-Win経済）が理解できます。

ゼロサムゲーム脳は「誰かの得は誰かの損」なので、「自分が豊かでないのは誰かのせいだ」と陰謀論にはまりやすいです。その間違いの原因は、経済は掛け算なのに足し算で考えているところにあります。

国民の物質的な豊かさとは、物サービスの豊富さであって、お金の量ではありません。そして、増税とか減税とかは、本質的な影響はありません。

インフレ傾向が明確になりました。生産性向上を否定したい人は「まだまだデフレだ」と無理に言い続けていますが、そもそも、デフレはダメですか？

反グローバリズムを叫ぶ人は、自らの信念に従って（外国製の）TwitterやYouTubeではなく、国産SNS上で主張を展開したらいいと思います。

経済産業省の捉えるグローバリゼーションの定義をベースにレッテル貼りなしで「グローバリズム」を整理します。

国が貧しくなればなるほど、内需中心になります。国が豊かになればなるほど、またまた内需も豊かになります。

今や半導体抜きでは、何も製造できません。でも、先端ロジック系は、日本の技術力では、設計も製造も無理です。内需国家論は「石油を国内自給」と同じ机上の空論です。

国が過保護するほど、農家は生活者でなく政府の方に顔を向けるようになり、生活者のコメ離れが進むの悪循環。過保護は食料安全保障を危うくする。

自由競争とは、ルールがないことではありません。自由競争社会とは、対等に競争できるようにするルールが整備されている社会です。

「民間による信用創造が減少した現代では、政府が国債を発行して、その分の信用創造をする必要がある」は、正しいのでしょうか？